ぼくたちがつくる定番の椅子たち。
それぞれに名前があって、思い入れも遊びゴコロもそれぞれです。
座り心地と丈夫さを備えることはもちろん、長く一緒に暮らしてもらえるように心を込めてつくっています。
木の形を見続けて自然と生まれた形や座る人の希望から生まれた形もあります。
ぼくたちのつくった椅子が、だれかと出合い温かい大切な居場所になれるよう、そう思いながらつくり続けることがうれしいのです。
木の木目は その木が生きた環境のあらわれ。
まっすぐな木目は何に邪魔されることなくまっすぐ育つことができた木の証です。
まるでさざ波のような木目を見ていると、「周囲の大木に囲まれて負けそうになりながらも光を求め、懸命に幹や枝を伸ばして育ったのだろうか?
周囲に何か障害物があって、それを乗り越えてきたのだろうか?」そんなふうに木の生きた年月や場所を思います。
まっくる屋工房の一枚板のテーブルは、そんな木の大切な記憶を大事に生かしてつくっています。
樹木を丸太のままで手に入れ、丸太から何かを創りだすには「創造する力」が必要。
森から生まれた樹木らしが新しい命のはじまりを待ちわびている。
一枚の板で何かが始まり、一枚の板で幸せに包まれる。これがぼくらの仕事。
椅子やテーブル以外にも、オーダーいただいたさまざまな家具をまっくる屋工房らしいスタイルでつくっています。